学ぶ

HOME » 学ぶ » 素問 » 10月素問勉強会

素問

10月素問勉強会2014.11.08

日時 :平成26年10月12日(日)
会場 :大阪府鍼灸師会館3階
講師 :日本鍼灸研究会代表 篠原 孝市 先生
 
・『医道の日本誌』2014 年10 月 臨床に活かす古典「№30 要穴 その2」の
 お話から
手足の五兪穴(井滎兪経合)を使うっていうのは、中国では後漢の時代を別にすれ
ば元・明になってからです。手足の五兪穴って何か特殊なものだという認識はずっ
とあったことは間違いないんですが、使いはじめるのは元の時代ぐらいからです。
主に子午流注の時に使われるって言いますかね。時間医学っていうんですかね。つ
まり時間によって手足の五兪穴を運用するというのが、まず最初だと思う。元の時
代のたとえば『子午流注鍼経』とか、そういうものを継承した『鍼灸聚英(しんき
ゅうじゅえい)』とかみんなそうですよね。一般の病態に使うというよりも時間に
対応した使い方をするというのがまず、最初のあらわれだと思う。
(日本は)江戸時代全体を見ると(手足の)五兪穴の運用ってさほど熱心ではない
というか、あまりないっていってもいいぐらいですね。
手足の五兪穴を運用する。非常に精密に経脈の運用と、つぼの運用とを陰陽五行論
にもとづいて精密に運用するというのは、どうもやっぱり近来になってからという
のが正確なところじゃないかなという風に思う。1940~1970年代、手足の五兪穴
を経絡治療として使い出した。
 穴を選ぶというのは、誰の治療を見てもそうですけど、古典的であろうが何だろ
うが構わないんですが、大体その人がどんな治療をしてるかってわかるもんですよね。
この人の病気のみかたは、こんなもので、経絡に対するみかたはこんなものでって
いうのは大体わかるものなんですね。大体どういう選穴をしてるかで治療のありか
たというのはわかります。
 たとえばつぼを主体に選穴すれば、経絡というのはどちらかといえば二の次にな
るのは当たり前で、経絡が二の次になると五臓も二の次になるわけで、そうすると
もう病態以前の、その全体が二の次になるんだということが大体わかるわけです。
*次回は、つぼの主治、穴性のお話です。
・六元正紀大論篇第七十一 第十九章~第三十三章 (第十九章から講義内容を抜粋)
この篇の三~十四章と十九~三十三章は、同じ内容のことを言っている。
【今年2014年の干支は甲午(コウゴ,きのえうま)】
甲子、甲午の年。甲(コウ)、十干は五運を決める。子(ね)と午(うま)、十二
支は六気を決める。六気は司天、年の前半。
在泉、年の後半。十二支は五行の性格をそれぞれ持っている。甲の年は、土運大過
である。司天、年の前半は少陰君火、火の影響を受ける。在泉、年の後半は陽明燥
金、金の影響を受ける。甲子と甲午の年は30年へだてているので30年で同じ構造が
繰り返される。10年ごとに十干が、12年ごとに十二支が繰り返されて60年ごとに同
じ干支になる。五運と六気の構造は30年ごとに同じものが回ってくる。子(ね)の
年の五行は水、午(うま)の年の五行は火なので全く同じではないが、基本的には
同じ構造のものが甲子(コウシ)、甲午(コウゴ)の干支の年、30年ごとに回って
くる。
 この年は、年の前半は熱くなる。土運大過。一年を通して雨が多い。土運の自然
現象は湿気または雨。年の後半は乾燥している。正常な気の働きであれば甲子、甲
午の年はこのようになる。年の前半は少陰君火の影響を受け熱化という暑い状態が
起こるので、これを冷ますために鹹(カン:しおからい)とか寒の食べ物や薬を摂
るのがいい。土運大過に対しては湿がたくさん加わって湿熱というのが多いので、
苦(ク:にがい)で熱を瀉して、熱で湿気を乾かす。そんな食べ物や薬がいい。年
の後半は、陽明燥金の影響を受け、燥化という状態なので、金の気と相剋関係にあ
る(木の)酸や(火の)熱で金の気を中和する。そんな食べ物や薬を摂るのがいい。
次回は、11月9日(日)【六元正紀大論篇第七十一 第三十四章】からです。
 勉強っておもしろいんです。皆様のご参加をお待ちします。 
                  (素問勉強会世話人  東大阪地域  松本 政己) 


:D
  ちょっと、酸の食べ物を探してみました。酸の食べ物の食材には次のようなものがあります。