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素問

12月素問勉強会2015.02.08

●日 時 :平成26年12月14日(日)
●会 場 :大阪府鍼灸師会館3階
●講 師 :日本鍼灸研究会代表 篠原 孝市 先生

●『医道の日本誌』2014年12月  臨床に活かす古典 「No.32  主治その2」 
 (つぼの主治は、書物に)書かれている以外の主治にも効く。では書
かれている主治というものは何であろうかという疑問が出る。書かれて
いないものにも効くのに、それを書かない。その理由に二通りの考え方
があり、全てでたらめだという考え方、これは採ることができない。
もう一つは、ある目的があって取捨選択されているという考え方である。
この取捨選択というのは、古い主治症というのは、だんだん古いと
ころ
へいくと、最後は『甲乙經(鍼灸甲乙經)』に有る『明堂』の条文
に行
きつくのであるが、逆に『明堂』の条文から、段々と新しい方向へ
いく
と『明堂』の主治症というのが(のちの書物の)元になっていると
いう
のがわかる。それを上手く解釈できるかどうかはわからないが、し
かし
『明堂』の条文が書かれた、あるいはそれが構成された時には一定
の方
針があって書かれているという風に思う。それは、恐らくそのつぼ
を使
えば良くなるということでは無くて、一つの治療の指針として書か
れて
いるという風に思うし、そう思わざるを得ない。だから、主治症に
書い
てあることに拘束される必要はないと最近は思っている。そこに書
いて
あること以外にも治るのだから。しかし書いてあることも歴然とし
てい
るわけで、書いてある(条文)の内容は、書いてあるそのものでは
無く
て、何かを表現するために書いているという風に思う。

●六元正紀大論篇第七十一 第三十九章~第四十一章 
<第三十九章より抜粋> 
 金は木に勝つ関係。金運大過から生じる木運不及の果てに木鬱(もく
うつ)となる。負ける方の反発を鬱という。木運の鬱、反発して木運が
盛んになる。それが起こると、太虚埃昏(たいきょあいこん)。空が土
ほこりで暗くなる。雲も万物も乱れる。大風が吹く。家や木が破壊され
る。これが木気の異変である。一般の人の症状は、胃が痛む。脇に症状
が出る。のどに症状が出る。嚥下困難が起こる。耳鳴り、目眩などの木
気の症状が出る。木鬱では、木気の症状が出てくる。天山一色(てんざ
んいっしょく)。空が暗くて、山も空も一色になってしまう。空が暗く
なって黄色や黒を帯びた状態になる。雲が空一面にあって動かない。雨
がまさに今降ろうとしている。木運の風の気が一年中いつでも起こる。
大きな川では、風が吹くために草がなぎ倒される。風が強く葉が裏返る。
高い山の松が風に鳴る。虎が岩穴で鳴く(虎が鳴く時には風が吹く
とい
う中国の決まり言葉に由来。風が吹くことを表す)